CISCO Serial Console Cable

シスコのルーターやスイッチの設定用のシリアルポートって昔からRJ45が使われてるのは常識?

ただ普通はこんな変換ケーブル売ってないし...
まぁ製品買えばついて来るのですが、一々袋から出したりしまったりするのはエンジニアとしては面倒な訳ですよ。

客の預かり品か、ちょろまかしたのか何故か沢山持ってるエンジニアも勿論居るわけですが...

小さな商社のエンジニアとしては欲しいけど、シスコ製品が毎日の様に売れるわけがなくorz
そんな訳で予備も欲しいし、結線調べて互換の変換コネクタを作って使ってました。

所で、最近では片方がRJ45で反対側がDsubな水色のケーブルが付属してるようですが、昔々は、DsubとRJ45を変換するコネクタと両端RJ45の黒いきしめんケーブルが付属していました。(機能的には多分同じ物、しかし最近みないなぁ~) このコネクタに幾つか種類があって取り換える事で9Pinや25Pinなど色々なPCと接続することができました。(モデムでのリモート設定とかにも使ってたのかなぁ?)
しかしこのきしめんケーブルがくせ者で、なんと!両端で1~8番ピンが逆になってる代物!普通に繋がってたらLANケーブルで代用出来るんですけどねぇ

★Cisco付属のケーブル
 1 --------- 8 
 2 --------- 7
 3 --------- 6
 4 --------- 5
 5 --------- 4
 6 --------- 3
 7 --------- 2 
 8 --------- 1
★普通のケーブル(LANケーブルとか)
 1 --------- 1 
 2 --------- 2
 3 --------- 3
 4 --------- 4
 5 --------- 5
 6 --------- 6
 7 --------- 7 
 8 --------- 8

そんな訳で、LANケーブルの先にRJ45のJJと短い特殊のシスコ互換にするクロスケーブルをつけて便利に使ってました。
これだけでも出歩く時の荷物が減って何の疑問もなく何年も使っていたのですが...(変換ケーブルさえ有ればその辺のLANケーブル使えるし、長いケーブルあれば好きな所で店開き出来るし)

★こんな感じ
[PC] <-Dsub9-> [互換コネクタ] <--- LAN Cable ---> [RJ45-JJ]  <--- シスコ化クロス ---> [Cisco Router]

確かに純正の互換の方が何かと安心ですが、シスコクロスのケーブル不要にすればストレートのLANケーブルは携帯してるので更に便利かもと思いたって作り直してみました。
写真のようなコネクタを買ってきて30分程で3つほど制作... コネクタだけ持ち歩けば何時でもCiscoのシリアル使える!(LANケーブルは持ってるし)これで少し荷物が減るかも!? 少なくとも最近の水色の特製ケーブル一巻き持って歩くよりかは断然楽で邪魔にならない♪
作り方は... 理屈は簡単でデータ・制御の信号線の入出力の位置を入れ替えるだけなんですけどね。(RJ45の3/6 2/7 1/8の位置を入れ替える)

★こうなる
[PC] <-Dsub9-> [新コネクタ] <--- LAN Cable ---> [Cisco Router]

Pin配置とかCiscoに資料があったので参考に載せておきます。
http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/lan/catalyst2900xl_3500xl/catalyst1900_2820/version9.00.00/icgm/28icpins.html#wp6153

蛇足
 そういえば意外と気づいてる人少ないみたいですが、Ciscoのこのコネクタよく出来てます。8本の電線の真ん中2本がGND、それを挟むように対称にデータと制御信号の入出力が対になって並んでいるので、Ciscoの1-8が両端で入れ替わったケーブルを使うとクロス、普通のストレート結線だとストレートの接続になるんです。
 冷静に考えると、Ciscoケーブルとして使わずにコネクタ2個用意してRJ45の両端につけると!? シリアルケーブルとして使えちゃいます!制御信号も繋がってると言う事は、ハードウェアフロー制御ができまるわけで・・・
 ストレートの線でつないであげるとストレートケーブルになりますし、Cisco純正のきしめんケーブルの結線だとクロスになります。何が出来るかと言うと、LANケーブルを使って簡易シリアルケーブルとして使えるんです。知ってると結構便利!(全線接続じゃないので完璧では有りませんが)

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