半年振りにJANOGにやってきました。
いつもどおり熱い議論が繰り広げられています。
最近はIPアドレス枯渇に向けての話題が異様にふえて来ています。もうIPの枯渇まで秒読みの様です。
最初に参加した頃は、「まだIPv6って使えねー本当に必要なの?」と声も聞こえましたが、今や「どうやってIPv6に移行するまで時間を稼ぐのか?」と言う声がよく聞こえます。
自分で使って、便利さとかは感じているので、早く移行したいのですが、実際ISPが対応しないと何も出来ないよなぁー(エンドユーザーの手が届く範囲で考えると極一部のISPのオプションだったり、一部のトンネルサービスだったりで実質使えない。)
サーバー側はユーザー居ないとサービスの意味がない(リスク・管理コストだけ増える?) ISPは顧客が使いたがらなければサービスしない。 ついでに、うちみたいな弱小SIer(と言う程でもない)は、IPv6って何と言う人が殆どだと思うし。
なんか基本に立ち戻って、「速くは無いかも?遅いかも?安定しないかも?」でも良いのでサービス提供してくれる草の根ISPみたいなのでも出来たら楽しいのに... 何時から利益だけを求めて皆動きだしちゃたんだろう? と最近少し思ってます。(ビジネスだから仕方ないと言われればそれまでですけど、遊び心失ったら楽しくないし、今のインターネットをビジネスとして見ている人達が存在出来てるのも、そんな皆の努力の積み重ねの上にあるはずなのに...)
IPv6って、経路爆発・再割り当て頻発・NATによる制限で、安定性を失い・利便性が制約されて嫌気がさした人の受け皿として成り立つとしたら少し寂しい気もします。一方、移行も進まずにInternetってそんな物と言って諦められてしまったらもう最悪...
そういえば、今日のセッションの中で、「Internetってなんだろう?」と言う話も出ていました。今のInternetを支えてるトップクラスの技術者が何百人と集まってるのに誰も答えられない...(会場が静まり返ってしまった) でも、みんな本当にInternetが好きなんだなぁー、信念持って(?)頑張ってるんだろうなぁーと言う思いは痛いほど伝わってきて、なんかちょっと泣けてきました。(大袈裟?)
そんななかで場外のホワイトボードに書かれていた、「Internetとは? という問いは 愛ってなに? と言う問いに似ている... と、思う」と言う一言に何か惹かれてしまいました。
会場近くの品川駅で見つけたポスト。 かわぃぃ こんなポスト増えたら郵便出すのが楽しくなるかも?(ポスト探すのに苦労しそうですが)
コメント