先週は仕事も山を越して比較的楽だったのもあって、下道で帰る体力も残っていたので
、昨日は福岡からの帰りは、なんとなく下道で走って帰ってきた。
140km程の道のりに、2.5時間ほど... 平均速度にして55km/hほど、まぁ夜の田舎道だと、そんなものですかね?
そろそろ帰り着こうかと言う頃だったでしょうか?峠越えをしていたら、結構なペースでHRVとかその系統の四駆が後ろから着いてきた。スタッドレスでは危なくて走れないものの邪魔にならない程度にペースを上げて遊んでいたら、さほど激しく走っていないにも関わらず峠の後半で段々タイヤが熱ダレを起こしてきた。流石雪道用タイヤ、乾燥路面での放熱なんて余り考えてないんでしょうね...
車も瞬間的にならともかく、継続して速く走るためには、放熱はとても大事なことだとおもいます。大体市販車ではそこまで想定していないので、熱的に限界を超えることが頻繁に有ります。解りやすい所ではブレーキでしょうか? なんとなくメモ程度に計算してみましょう。
理屈は簡単です。教習所でも「速度の二乗に比例して運動エネルギーが増大します」って教えてくれてます。ブレーキは運動エネルギーを熱エネルギーに変換することによって速度を落としていますので、これらを元に考えると。
120km/h⇒100km/hに減速する場合と、1.5倍の速度で走っている
180km/h⇒100km/hに減速する場合で考えて見ましょう。
100km/h走行時のエネルギーを1とした場合 それぞれ 1.4 と 3.3程のエネルギーで走行していることになります。
従って100km/hまで減速する際に発生するエネルギーはそれぞれ、0.4 と 2.3となり、180km/hからの減速では120km/hからの減速と比較して6倍近いエネルギーが発生します。
そもそも、その様な高速で走行するときは、加減速を頻繁に繰り返すことになるので、ブレーキを使う頻度も2~3倍ぐらいになるのではないでしょうか? トータルで考えると、10倍から20倍の熱は発生するわけです。
そりゃ、教科書に書いてあるようにブレーキが加熱して効かなくもなってしまいます。 とここまでが教習所で教えてくれること。
逆に言えば、この熱を許容できる車であれば安全に停止できる筈なのです。(あくまで減速できるかと言う面だけですが)
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