先日、Hondaが電動の原動機つき自転車を発売すると言うニュースを見かけた。
http://www.honda.co.jp/news/2010/2100413-ev-neo.html
記事を読んでいてちょっと気になったのが・・・
「走行時にCO2を一切排出しない高い環境性能を実現させている。」
そりゃそうだよね、充電した電気で走るんだから... 裏を読むと充電時には当然CO2排出は有る訳で...
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実は勤務先でも環境ISOの取り組みを行っていまして、営業さんは「環境配慮型商品の販売」などの目標を出すわけですが、エンジニアとしては何か違う・・・
かといって、「低消費電力システムの提案」も面白みが無い、そこで遠隔保守をすればトラブル時に出向く必要が無くなり、その分環境保全に貢献できるのではないか? と検討してみたことがあるのですが・・・
結果は...
「仮に消費電力100Wの機材を遠隔保守のために設置した場合、年2回ぐらい車で東京~大阪を往復するのと同じぐらいCO2排出がある!」
と言う衝撃の結果が出て驚いた記憶があります。
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と言うわけで、本当に電気自動車って環境にやさしいのかな?と思ったわけです。
軽く調べてみると、CO2の排出量は
電気:0.4kg/kwh (発電方法によるけど、日本では概ねこれぐらいらしい)
ガソリン:2.4kg/L
だそうです、ふと気になって、三菱の電気自動車i-Mievと普通のガソリンエンジンのiの仕様を調べてみました。
電気自動車:1.25kWh/10km
ガソリン自動車:0.5L/10km
CO2排出量で計算しなおすと・・・
電気自動車:0.5kg/10km
ガソリン自動車:1.2kg/10km
これって、「排ガスを全く出さずに、環境を破壊しない 未来の自動車」って言うにはちょっと大袈裟すぎる気がするのは私だけでしょうか?
まぁ、限りある化石燃料であるガソリンを使うのは勿体無い気がしますし、電気なんて発電方法で幾らでもCO2排出は変わるわけで、将来 風力や太陽光発電がメインになってくれればCO2排出も更に減る訳ですが... もしくは全部原子力で発電してしまうとか・・・(汗
やたら車って、環境破壊の槍玉に挙げられるけど、実は大した事無いなぁー 皆イメージだけで騒いでるんだなぁと思う次第...
マフラーから排ガスを出てるのを目の当たりにすると許せないけど、どっか遠くの発電所がモクモクと煙を上げてても知ったことじゃないと言うことなんでしょうか?
うーん
Tommi
環境負荷という点では単にCO2の排出だけでなく、製造時や廃棄時に発生する有害物質なんかも無視はできないですよね~
バッテリーの中身も鉛やリチウムは環境汚染物質になりうる訳だし、風力にしても景観やら野鳥の衝突やら問題が無いわけでなく、太陽電池も製造時に排出される廃棄物の中にはいろいろ混ざってるようですし・・・
やはりここは水素エンジンしか(マテコラ
個人的には、EVは環境に対する影響よりも、産業構造に対する影響のほうが大きいような気がします。
今でも作ろうと思えば個人でコンバートEVを作ってそんなに苦労せず車検が取れますし、構成部品の点数が少ないので、車体を構成する素材の非鉄材料へのスイッチと併せベンチャーや既存の自動車メーカー以外の企業が自動車製造に参入できるチャンスは多そうです。
場合によっては現状メーカーの下請けである電装屋さんが、ボディ製造をメーカーに下請けに出す下克上なんかもあるかも!?
まぁいずれにせよ、日本を走る乗用車の保管場所でかなりの割合を占める月極駐車場&マンション・団地の駐車場で電源が確保できない限りEVの普及はないと思ってますがw
//FD2生産終了・・・(´・ω・`)
Hiromichi IwaokaからTommiへの返信
そうなんですよねぇー 色々 エコってキーワードだけが商売になってる様な…
FD2もうすぐ終わりですねぇ。 今の内に買っとかないと買えない様な車なんでまぁ良かったかなぁーと…