HPE Smartarray P412 BBWC バッテリー修理・ディスク交換

職場でテスト用に使っている古いHPEのサーバーのディスクが一本壊れました。

兎に角動けばいっかーと言う事で、ありあわせの部材でコスト最優先で修理していきます。
今回は、そのやっつけ修理のメモです。
20211215-disk.jpg

20211215-SA2.jpg

まず、ディスクです。

元のディスクはSeagateのST9500530NS

  • インターフェース SATA
  • 容量 500GB
  • 回転数 7200rpm
  • セクタサイズ 512Byte
  • 厚さ 14.8mm

意外と容量が大きく、7200rpmの割にインターフェスがSATAと言うサーバーぐらいでしか使われないと思われる、比較的貴重な品、普通に調達するとそこそこお高い。なんとか安く延命したい所です。手元をガサガサしてると、SATA 1TBと言うのが見つかりましたが、でも完全にパソコン用...

手元で見つけたディスク MQ01ABD100

  • インターフェース SATA
  • 容量 1TB
  • 回転数 5400rpm
  • セクタサイズ 512Byte
  • 厚さ 9.5mm

基本的にサーバー用RAIDカードでは

  • SAS/SATA混在不可 -> OK

また、セクタサイズ違いも恐らくダメなはず。(動いても、著しくパフォーマンス落ちるかと...)

  • セクタサイズ違い混在不可 -> OK

容量は、既存より多きれば、再構築は可能なはず。 問題は回転数なのですが、マニュアルのどこを見ても、「回転数違いのディスクは混在不可」とは書かれていませんでした。

ダメ元で、刺してみたら、動いた!ラッキー


さて、ディスクが再構築が終わったところで、実は古すぎて随分前からアレイコントローラーのバッテリーが劣化しており、ライトバックが無効になって居たため、著しくパフォーマンスが低下しているはず。こちらも延命目的で無理矢理なおしてみます。

20211215-SA1.jpg

こちらが、RAIDコントローラーに接続されるバッテリーモジュールで冒頭の小判型のニッケル水素電池が4つ直列にされて内蔵されています。
以前から、知人に 4セルのニッケル水素電池だから、その辺の充電池で代替できるんじゃない?と言われてはいたのですが、面倒だしそこそこコスト掛かるので放置しておりました(苦笑

安く治したいよねーと言う事で、電池ボックス代も勿体ないなぁと百均で色々具合の良さそうなものを探していたのですが、4本仕様で使えそうなものが少なく、見つけたのが自転車用の懐中電灯!これの電池ボックスを流用することに。
充電池4本と併せて、1台当たり¥500也! 安い!
20211215-SA3.jpg

後は、元からあった電池の代わりに接続してやるだけ!大きさが違うので、外付けにせざる得ませんけどね... 急場しのぎにはなりそう。
20211215-SA4.jpg

結果一応、ちゃんと充電もされて動きました。稼働状態で接続しなおしたり、充電完了してもうまくライトバックが有効にならずサーバーの再起動が必要になりましたが、これは正常なのかな? まぁ、暫くこれで様子を見たいと思います。