フレッツプレミアム

昨日、出先の事務所に新しい光インターネット回線を引き込んだ。
過去に書いたように、無線LANも使えるブロードバンドルーターを用意して設定を試みたのだが、上手く繋がらない。
 
今回契約したのはOCN 光Withとか言う契約で、OCNからBフレッツの請求も纏めて行ってくれるというものらしい。
 
事の始まりは7月に遡ります。
NTTのWebページをみて調べていると、見慣れた 「ファミリー100」と見たことの無い「光プレミアム」の2種類の契約が有る。何が違うのかと調べて見ても「IPv6アドレスを振り出します」と言う記述以外特に無く、従来と変わらずインターネット接続をしていただけます。と書いてある。(将来的にはGigaの光接続になるらしい)
最近IPv6のネットワークの検証も進めており、せっかくだし新しいサービスの「光プレミアム」で申し込み、月額費用の不要な「ドットフォン」も契約だけはしておいた。
 
その数日後、NTTより申し込みの確認の電話が有ったので、既に光ファイバーの束が未使用線を含めて一束入っている事務所で有ったので、その線を使ってもらえれば工事も不要で局舎からの工事も不要になると思うと伝えた所、工事の部隊に確認させると言われたので電話を待つこと3ヶ月... 連絡が無い。やっと連絡があったと思ったら、工事は2月ごろだとか... 申し込みから半年ですか?アリエナイ...
しかも、工事の打ち合わせで連絡をしてきた人が無茶苦茶!冒頭の様に既に設備は整っており、その利用可否を調べて欲しい、回線札の番号も控えて有るのでそれを教えようとするが聞く耳を持たない。
 
私 「既設の光ファイバ引き込み線が開いていると思うので、そちらを使って頂いて光終端まで設置して頂ければ、ルーターの設定から端末の設定はこちらで実施します。」
ミカカ「では、お住まいは、木造ですか?鉄筋ですか?」 ←無視かよ!?
私 「はぃ? それは本体?設置場所? 本体は鉄筋コンクリート 設置場所はプレハブ構造ですが、既設ファイバ利用できたら関係無いのでは?」
ミカカ「お住まいは何階建てですか?」 ←だからどっちを聞いてるんだよ?
私 「本体 4階 設置場所は1階ですが?」
ミカカ「お使いの機種は何ですか?」
私 「特に決めてませんが... 色々繋ぎます」
ミカカ「それでは困りますので、機種は何ですか?」 ←別に良いじゃんかよ...
私 「登録に必要なら、N8086-AGJ とでも書いておいてください。」 ←IBMの"型番"
ミカカ「???? 機種は何ですか?」 ←だから、型番言ったじゃんか。
私 「N8086-AGJって言う型のパソコンです。IBM製のパソコンです。」 ←端末ぐらい好きにさせて
ミカカ「では、お使いのパソコンの おーえす は何ですか?」←なんでも良いだろ?TCP/IPだけ繋がれば文句無いってばさ!
私 「まだ用意してません。適当に用意します」
ミカカ「えーっと オーエスは何ですか?」 ←無いって言ってるだろ!
私 「なんでも良いんですけど? 限定されても困るし... じゃー UNIX系でも良いですか?」
ミカカ「うぃんどうず ですか? まっくですか?」 ←おぃ、聞いてないだろ?
私 「じゃぁ Linuxって事でお願いします。」
ミカカ「???(混乱してるっぽいw) マックじゃないんですね?」
私 「違います」←そりゃ ちがうわなぁ
ミカカ「じゃぁ うぃんどうず ですね?」 ←えっ?えっ?えっ?勝手に決め付けられたよ!?
私 「えっ? いや別にウィンドウズでも良いけど・・・ えーっと・・・」←どうしろと?(汗
ミカカ「うぃんどうずの バージョンは何ですか?」←完全に決められたよ...
私 「じゃぁ、XPにでもしといてください。」←もう投げやり
ミカカ「XP? バージョンはNTでは無いのですね?」
私 「違います。NTでは有りません。」←いまどき使うか?
ミカカ「良かったです。NTって言うのがつくと 2000でも駄目なんです」←W2kなんて一言も言ってないけど?
私 「はぁ? ウィンドウズ2000にNTなんてバージョンが有るんですか?」
ミカカ「そうなんですよぉーーーー」←マヂデスカ?
私 「えっ?じゃぁウィンドウズ2000NTなんてバージョンが世の中に有るんですか?」
ミカカ「そうなんです!そうなんです! ウィンドウズ2000NTではご利用いただけないんですよー」←初めて聞いたよ orz
私 「そうですか・・・ ソレハヨカッタデス」
ミカカ「では、パソコンの設定の方なのですが、如何致しましょう?」
私 「いや 勝手にやります。 ところで、工事の日程ですが...」
ミカカ「では 下見の日程を(以下略」
私 「下見の前に、既設の回線から光経路の開きと接続可否調べてもらえませんか?」
ミカカ「それは下見をしないと判りませんので」
私 「はぁ? 光のファイバの回線番号も調べておいたし 既に引き込んでるんですけど?」
 
と言うやり取りが 1時間以上続いていた... (泣
 
その後 一月ほど経ち、NTTの下見も無事終わり、そして、昨日の夕方に接続工事が始まった。
結局既存のファイバーを利用することとしたらしい。しかし ここでトラブルが発生!
 
「NTTへ4本のファイバーが接続されており、利用しているのは一本だが 残り3本が利用されている事になっているらしく(実際には使っていない) しかも、存在していない5本目の線を使うように支持が下りていた」
 
なんだこりゃ? 工事の人も呆れ気味(苦笑
結局、局舎のほうとやり取りしながら、開いている3本の線の一本を利用することになったが、その調査と変更で2時間ぐらいは掛かってしまった。
工事の人曰く「なんのための下見なんでしょうね?まったく」 はぃ私もそう思います。ついでに何のための電話だったのでしょう?(はぁ・・・
 
工事のおじさんも頑張ってくれた甲斐があり、無事回線は開通して帰って行かれた。
 
しかし おいて行った機材がどうも怪しい...
光コンバーターにCTUとか言うルーターみたいなもの。
 
ルーターなんて頼んだ覚えはないし、用意はしたが... と思い、用意したルーターでセットアップを行うがまったく繋がらない、ルーターの代わりにCTUを接続してなんとか接続する事が出来た。
 
結局は、次のような理由によるようだ
 ・光プレミアムでは 地域IP網がIPv6化されており、IPv4は流れていない
 ・従来のIPv4パケットは、CTUでIPv6にカプセル化されて地域IP網を流れる
 ・認証にはPPPoEではなく、IPSecを使って居るらしい
 ⇒従って、従来のブロードバンドルーターは接続できない。
 ⇒渡されたCTUを必ず使わなくてはならない
 ⇒しかも CTUの動きはかなり怪しい
 ⇒CTUが勝手にNATまでやってしまう
 ⇒IPv6網は、インターネットとは繋がっていない、閉鎖的なエリアで使われている。
 
 何ですかこれは?
 ★従来と変わらずにご利用いただけます。
 ⇒むりじゃんか、機材も何もかも変わってしまうし。PPPoEで接続するのが前提となるVPN機器とかどうすんだよ?
 ★IPv6のアドレスをお客様ネットワークに振り出します。
 ⇒フレッツ網だけで使えるIPv6アドレスって意味あるの?ある意味、制御用じゃ?そんなのインターネットじゃないし!ところで、光プレミアム加入者間なら無制限にIPv6で通信できちゃうの?安全上問題があるんじゃ?誰かがIPv6-v4のトランスレーターを設置すればプロバイダ加入せずにインターネットに繋いだり出来そうだなぁ?(これ商売になるんじゃ?) 何にしても詐欺だ!
 
 何にしても 終始無茶苦茶! もう少し色々調べてみるつもりです。