フレアナットレンチの差...(KTC vs STRAIGHT)

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先日 ブレーキホースの交換を行った。

せっかくなので自分でやってみるかと以前から用意していたストレートブランドのフレアナットレンチを使ってみることにした。(さすがにスパナで回すほどチャレンジャーじゃない)

ところが4輪のうち1輪だけ外れない事態が発生、正直ネジ舐めました...

どうも、ネジを舐める独特の感覚は有るものの、どうみてもレンチがずれている様子も無く、選択したサイズも間違えてないですし、そういう用途の専用レンチを使っているのでレンチが開くなんてありえないと言う過信も有ってとりあえず回してみたのが敗因でした。(><

その後、完全にお手上げになる前にとディーラーで何とかしてもらいましたが... 怒られました(そりゃそうだ) で、なぜかお土産に使い古したKTCのフレアナットレンチ貰ってしまいました...(たぶんスパナでやったと思って心配してくれたんだと思います。)

その後、いろいろ納得いかずに調べていると、フレアナットには真鍮(とても柔らかい)が使われている事、ストレートブランドのフレアナットレンチがいま一つ評判が良くないこと等が分かりました。(あとの祭りですが・・・)

そんな訳で検証してみました。本当は真鍮のナットでも用意したかったのですが、手に入らなかったので普通の鉄ナットで...

まず、問題のストレート製ですが、やはりレンチが開く感覚が若干有ります。
トルクを加えると安定性が無くなってレンチも滑りやすくなります。
結果、レンチが滑るばかりでトルクが加えられないので諦めました。

次にKTCを試してみます。先ほどよりもナットを締めていってもレンチが開く感覚は無くトルクも十分に掛けられます。
そして最後には、ボルトの方が折れてしまいました。(上記のテスト中にネジが先に痛んでいた可能性は有るが、確実に掛けれるトルクと安定感が高かったのは確か)

で、ナットの写真がこれ・・・

20090602.JPG

右側が切れて飛んだナットの頭と、スペーサー代りに捨てで入れたナット。
そして
左側のナットがストレート製で回した時のもの
右側(中央?)がKTC製で回したものです。

明らかにKTC側の方がナットの痛みが少ないのが解ります。

確かによく見ると、ストレート製のレンチ 面接触にもなってない簡素な作り...
しかも、トルクを掛けると恐らく口が開いていると言う、フレアナットレンチとしてはあってはならない強度...

「ストレートの工具は安い割にしっかりしてる」なんていろいろな人に聞いて過信した私が一番悪いのは解ってますが... やっぱりちゃんと自分の目で見て選ばないと駄目ですね... 勉強になりました。